リンゴ爆弾でさようなら

91年生まれ。新作を中心に映画の感想を書きます。旧作の感想はよほど面白かったか、気分が向いたら書きます。

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『キャロル』を見た。

天が許し給うただ一つ パトリシア・ハイスミスによって1952年に書かれた小説を原作とした作品。監督はトッド・ヘインズ。主演はケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラ。 1952年ニューヨーク。クリスマスでにぎわう百貨店のおもちゃ売り場で働くテレーズ(…

最近見た新作の感想その20

『白鯨との闘い』回想形式でドラマを進めてしまったことが、すべての失敗の原因ではないだろうか。一人のキャビン・ボーイが体験した、ある船での出来事をハーマン・メルヴィルに語るということに、異様なもたつきがある。何故か。画面の流れを断ちきってメ…