リンゴ爆弾でさようなら

91年生まれ。新作を中心に映画の感想を書きます。旧作の感想はよほど面白かったか、気分が向いたら書きます。

2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『オンリー・ゴッド』を見た。

バンコク流れ者 『ドライブ』(2011)が高い評価を得たニコラス・ウィンディング・レフン監督の最新作。タイ・バンコクを舞台にした作品で、主演は『ドライブ』に引き続きライアン・ゴズリング。第66回カンヌ国際映画祭では、激しい賛否両論を巻き起こした。…

最近見た旧作の感想その14

『軍旗はためく下に』(1972) 深作欣二監督は学徒として戦争に参加し、終戦間際艦砲射撃に怯え、翌日バラバラになった死体を始末するという経験を持つという。水戸で終戦を迎えると、国はがらりと方針を変え、それにより、国と、大人に対する不信感を募らせた…

『Seventh Code』を見た。

黒沢鉄道は前田敦子を乗せて 黒沢清監督が前田敦子4枚目のシングル「セブンスコード」のミュージック・ビデオとして制作した1時間の作品。主演はもちろん前田敦子その人。共演には鈴木亮平、山本浩司、中国人女優のアイシー。ローマ国際映画祭において最優…

最近見た旧作の感想その13

『暗殺の森』(1970) ベルナルド・ベルトルッチ監督作。この人の作品で見たことがあるのは『1900年』だけで、あちらはイタリアにおけるファシズムの台頭から第2次世界大戦までを、過激な性と暴力を散りばめて描く(というか、その部分しか覚えてない)5時間越…

最近見た旧作の感想その12〜下半期ベスト編〜

あけましておめでとうございます。今年も当ブログをよろしくお願いします。 さて、挨拶はこのくらいにして、さっそく2013年下半期に見た旧作の中から特別面白かったものを取り上げたいと思います。ちなみに、並びは順位ではなく五十音です。 『黄線地帯…