リンゴ爆弾でさようなら

91年生まれ。新作を中心に映画の感想を書きます。旧作の感想はよほど面白かったか、気分が向いたら書きます。

2021-01-01から1年間の記事一覧

今年の映画、今年のうちに。2021年新作映画ランキング

年の瀬でございます。というわけで今年もやります、2021年新作映画ベストです。新作の基準は今年はじめて公開となった作品でリバイバルは除外。Netflixオリジナルなど、配信作品についても今年初めて日本で見られるようになったもののみ入れることとします。…

『マリグナント 狂暴な悪夢』を見た。

おれがあいつで 『SAW』『インシディアス』『ワイルドスピード SKY MISSION』『アクアマン』などで知られるジェームズ・ワン監督最新作。アナベル・ウォーリス、マディー・ハッソン、ジョージ・ヤング、ミコレ・ブリアナ・ホワイトらが出演。 郊外の一軒家で…

『ドライブ・マイ・カー』を見た。

But you can do something in between 『ハッピーアワー』『寝ても覚めても』で知られる濱口竜介監督最新作。西島秀俊、三浦透子、岡田将生、霧島れいかが出演。原作は村上春樹の同名小説。第74回カンヌ国際映画祭にて、日本映画としてはじめて脚本賞を受賞…

最近見た旧作の感想その47~2021年上半期旧作ベスト~

スポーツにはまるで関心がないのでオリンピックなる祭典からは距離を置いて生活しているのだけれどコロナの脅威からは流石にこの片田舎でも逃れることができず、すでに2回目のワクチン接種を終えたけれど依然として不自由な生活は続くわけで、しかもこの2…

最近見た旧作の感想その46

『ひかりの歌』(2017) それは唐突に、こんな風に始まる。一人の女性が、うどん屋の暖簾を下げて店仕舞いをしている。カウンターではまた別の女性がすでにまかないに手を付けており、この二人はどうやらアルバイトとしてこの店で働いているらしいが、一足先…

お茶を濁す

・2か月も放置して、このままでは死んだブログになってしまうと危機感を覚えたので苦肉の策として日記でも書いておこうと思う。中島哲也の『来る』では死んだ妻夫木聡の魂がブログにとどまって死後も更新され続けていたけど、こんな状態のままではうっかり…

『あのこは貴族』を見た。

いまは見える 山内マリコによる同名小説の映画化。門脇麦、水原希子、高良健吾、石橋静河、山下リオらが集結。監督、脚本を務めるのは本作が長編2作目となる岨手由貴子。撮影は『寝ても覚めても』などの佐々木靖之、美術は黒沢清作品を数多く手掛ける安宅紀…

最近見た旧作の感想その45~2020年下半期旧作ベスト~

一月ももう終わるというところでだいぶ遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。今年も当ブログをよろしくお願いいたします。 さて、昨年末に更新した新作ベストテン記事にて予告したように、2020年下半期に見た旧作の中で特別面白いと思えた作品…