2019-01-01から1年間の記事一覧
年の瀬でございます。というわけで今年もやります、2019年に見た新作映画ベストテンです。今年鑑賞した新作85本の中から、次点も含めて11本を選びたいと思います。尚、新作の基準は今年はじめて劇場公開となった作品で、リバイバルは除外。またNetflixオリジ…
懐柔たちのいるところ マーティン・スコセッシ監督最新作。ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ハーヴェイ・カイテルら豪華キャストに加え、ジョー・ペシが約10年ぶりに俳優復帰。原作はチャールズ・ブラントによるノンフィクション『I Heard You Pain…
映画テン年代ベストテン - 男の魂に火をつけろ! ~はてブロ地獄変~ 2010年から2019年。人生で最も楽しかった大学生活から、就活浪人を経て、友達も話相手もいない片隅の田舎で死んだような社会人生活を送っている現在までの10年間のベストテンである。 思…
『恐怖の火あぶり』(1979) 幼いころに受けた火あぶり虐待の影響で、大人になっても母親の支配から抜けられない青年・ドニーは母の死をきっかけに精神の病みっぷりを拡大させ、街ゆく女を屋敷に誘い込んでは焼き殺す恐怖の殺人鬼になる、というお話。トラウ…
YOUは何しに 黒沢清監督最新作にして自ら脚本を手掛け、オール海外ロケを敢行した作品。主演は前田敦子。共演には加瀬亮、染谷将太、柄本時生のほか、ウズベキスタンの俳優、アディス・ラジャボフら。 バラエティ番組のリポーター藤田葉子(前田敦子)は…
旅行記も書き終えたところで、恒例としている半年ごとの旧作ベストについて更新したいと思います。今年も相も変わらずの更新頻度となっておりますが、鑑賞数も例年に比べ少なありますが、その中でも、これは、と思うものについていくつか、順不同で書き連ね…
6月30日(日)・・・② 財布の一件も落ち着き、青森駅へと移動して友人と合流。二人とも昼食をとっていなかったので、偶然駅近くでやっていた肉フェス会場へと行くとこじんまりとした敷地にとんでもない人だかり。人を避ける人生を送ってきた二人は肉の匂…
6月29日(土) 田舎道にポツンと聳えるまことに不便な新函館北斗駅から、建設当初に比べると幾分マシになった気もする新青森駅へ向かうため新幹線に乗り込むととたんに眠気に襲われるが、どうせほとんど青函トンネルだから見る景色もないし、そもそも何度…
僕はこんな歌で あんな歌で 『害虫』『カナリア』などで知られる塩田明彦監督最新作。主演は門脇麦、小松菜奈、成田凌。タイトルにもなっている主題歌を秦基博、挿入歌をあいみょんが手掛けたことも話題になっている。 全国7都市を回るツアーに出発するため…
去る12月、例年通り新作映画ベストテンについて更新したのだが (今年の映画、今年のうちに。2018年新作映画ランキング - リンゴ爆弾でさようなら)、そこでワースト5位に『ヘレディタリー 継承』を選んだところ、ワーストに選んだ理由を聞かせてほし…
すてきなホリデイ 『ジム・キャリーはMr.ダマー』『メリーに首ったけ』などで知られるファレリー兄弟の兄・ピーターが監督・制作・共同脚本を務めた作品。主演はヴィゴ・モーテンセンとマハーシャラ・アリ。第91回アカデミー賞において作品賞、助演男優賞、…
宮廷肉体労働 ヨルゴス・ランティモス監督最新作。主演はオリヴィア・コールマン。共演にレイチェル・ワイズ、エマ・ストーンら。 第91回アカデミー賞において10部門にノミネートされ、主演女優賞を受賞した。 18世紀初頭、フランスとの戦争下にあるイ…
『恐怖の報酬』(1977) いかにもフリードキンらしいなと思ったのは、この作品が出口のない狂気にとらわれた者たちの映画だったからである。『真夜中のパーティー』、『フレンチ・コネクション』、『エクソシスト』、『L.A.大捜査線/狼たちの街』『ハンテッ…
たまには志向を変えて単なる日記というもの、2018年の師走の30日から、年明けて1日の夜までの事情の少しばかりをこのブログでも書いてみようと思う。 12月30日(日) 欠航という最悪の事態こそ免れたものの、大雪のため出発が2時間遅れるという事態に見舞わ…
皆さんあけましておめでとうございます。今年も当ブログをよろしくお願いいたします。さて、先日の新作ベストテン記事にて予告したように、2018年下半期に見た旧作の中で特別面白いと思えた作品について、一言程度コメントを添えつつ紹介したいと思います。…