リンゴ爆弾でさようなら

91年生まれ。新作を中心に映画の感想を書きます。旧作の感想はよほど面白かったか、気分が向いたら書きます。

『アンストッパブル』を見たよ

電車と言う怪物が暴れまわるぞ!




大量の有毒な化学薬品を積んだ無人暴走列車を何とか止めよう、という超シンプルなストーリー。実際の事件をもとにしているということで、その詳細はネットで調べれば出てきます。



この映画の主役は何と言っても列車です。ガタンゴトン!キィィィィ!ゴォォォ!と、暴走する列車を映像だけでなくやたらでかく不快な音でもバッチリ表現。さらに色の使い方もよろしく、暴走列車のほうは<赤>、それを追跡する列車は<青>と化け物に立ち向かう感が増幅されて感じることができるのだ。画面がチャカチャカしているというような気もするものの、これは効果的に使われていたようにも思う。



ドカドカバーン!と行進する列車を止めようとする男達2人の方もそれなりにしっかり描かれている。互いに反発しあっていた2人が、暴走列車を止めようという過程で壁を取り除いていく様子など、個人というものがストーリー上必然性を持って絡んでくる様子等、色々細かいところにリアリティがあったように思います。



というわけで、「どうせ見るなら劇場で」という映画だと思うので見ようと思っている人は見て損はない映画だと思いますよ。