最近みた映画あれこれ
ネタばれね。
『SPACE BATTLESHIP ヤマト』
「ヤマト!発進!できません!!」ということで沈没してしまった。でも黒木メイサは可愛かったよ。
SF映画ってそもそも嘘っぱちなんですよ。「あるわけないじゃんこんなの」っていうのをどうやって本物らしく、リアリティをもって見せるかというのが大切で、それには細かいところのリアルを積み立てていかねばならないと思うのですよ。それがヤマトには全然ないの!だってさ、2199年の宇宙船の内部で心肺停止した時に使う医療機器がAEDだよ!?どうなってんだよ!つかこの映画どうやら宇宙空間で思いっきり重力にひっぱられているシーンあるからね!近くに惑星もないのに!
それと、この艦隊に乗ってるやつら基本的に軍隊としてダメすぎる。あと、気になったんだけど艦長と戦闘隊長(?)って兼任なの?艦長があんな危険な事して大丈夫?艦長がワープの瞬間にSEXしてて大丈夫?とか。ワープってそんな楽なもんだっけ、とか。
それと、重要そうなシーンでは敵が全く攻撃してこないとかね!あと敵の惑星に着いた時もさっきまで敵が大量にいたのに少し進んだら一匹もいないとかさ。その惑星もスゲぇ技術持ってるはずなのにたった2人の人間に(ほぼ)壊滅させられてるとかわけわからん。
まあとにかくこれ以外にも全編ツッコミが止まらない映画だった。大資本でSF映画を成功させようとした心意気は買うけど、中身が伴ってなきゃ。
「SPACE BATTLESHIP ヤマト」オリジナル・サウンドトラック
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『プリンセスと魔法のキス』
これは面白い!いやあディズニーのお姫さま物語を再構築し、男の俺でも(ディズニーなんて大嫌い。ピクサーは大好き)楽しめた、いい映画でした。音楽も良かったよ!魔術師最高!蛍のレイももちろん最高!ま、文句もあるっちゃあるんだけどね。サントラが聞きたい。
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『ボーイズ・オン・ザ・ラン』
面白いんだけど主人公にイマイチ乗りきれなかった。『タクシードライバー』は俺にとって超大切な映画で、本作ははっきりとオマージュを捧げているんだけどなぁ・・・。何か主人公を好きになれなかったし、「これは俺だ!」とも思えなかった。公園でカップ焼きそばを食べるシーンがそのまま比喩になっているのが好き。今年公開の日本映画の中では間違いなく面白いほう。
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『サンセット大通り』
ロサンゼルス、サンセット大通り。ここにある豪邸のプールに浮かんでる死体、それが私だ。なぜこうなったのか、それを今からお話ししよう・・・。
超面白い。死人の語りで話が進むところからしてそうだけど、全編に渡って怪談話のような雰囲気を醸し出している。そしてグロリア・スワンソンの狂気、見事。傑作だと思う。
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『顔のない眼』
とある著名な整形外科医は、事故で顔の皮膚を失った娘にマスクをかぶせ、家に押し込めていた。そして、若い女を誘拐し、娘の顔に皮膚の移植手術を繰り返していたがいつまでたってもうまくいかない。そんな度重なる手術により娘の精神も疲労しはじめていた・・・。
佐清みたいなマスクをつけた少女が豪邸の中を歩き回るシーンなど印象的な場面が多い。グロテスクな手術のシーンをしっかり見せたりと見ごたえがある。物悲しい雰囲気が好き。
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