(500)日のサマー
みなさんそろそろ今年のベストを出す頃ですね?もうブログで発表されている方もおりますが僕はまだ発表できません。『キックアス』見てないし。ってか『僕のエリ』とか『マチェーテ』とかさ、ちゃんと青森でも公開してくれない?勘弁してよ。
で、『(500)日のサマー』である。今年のベスト10に入れたい作品であった。
色々語られているので今更な感じだが、それでも言うとサマーって女がまー可愛いんだよ。飛びぬけて美人っていう人じゃないんだけど、雰囲気かな?魅力的ってのがぴったりで、全国の女性諸君は、なんとかつばさとかその辺のモデルみたいなケバっケバメイクなんかじゃなくてこういう風にしたらモテると思うよ。え?お前になんてモテなくていいって?
で、さまざまなところで言われてるように、時間軸ばらばら構成で、付き合い始めと別れる直前では同じものが違って見えたり、対比になってるのも面白いし、理想と現実が2画面で映し出されるのも面白い。本作の魅力はそういった表現や普遍的な恋についてしっかり語った事であるのであり、まあサマーが可愛いってのはトムの目線にさせるためのもんで、すっかり乗せられてる俺。
サマーについては、男の頭の中しか語られないから「このビッチ!」とか思うかもしんない。ただ、トムがサマーの事をわかっていたかと言うと、そうでもない。『卒業』を見るシーンがそれを物語っている気がした。トムが作り上げた妄想とも言える、運命の、完璧な女性だったんだねサマーって女は。ただ、サマーにとっては違った。
自分が運命だと思った相手は相手にとって運命の相手じゃないかもしれない。「納得できるかい!」という話だが、落語のようなオチに最高の幸福感を覚えるのでした。
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