リンゴ爆弾でさようなら

91年生まれ。新作を中心に映画の感想を書きます。旧作の感想はよほど面白かったか、気分が向いたら書きます。

明日から『ヤマト』が公開だけどさ

一つ気になっていることがあるんだよね。それは見てもいないのに駄作と決めつけて批判している人がいることだ。それだけならまあいいんだけど、イヤなのは予告だけ見てボロクソ言っておいて本編は見ないということである

見てもいないのに上から目線でバカにして偉くなった気でいるのだろうか。いや、確かに予告編を見た時点で不安になることもあるし、笑ってしまうような映画があることもある。僕だって「こりゃねえわ」と思うことはある。


しかし、結局は見ないとどうなっているかはわからないじゃないか。もしかしたら面白いかもしれない。『借りぐらしのアリエッティ』だって「宮崎駿じゃないジブリなんて・・・」と言っている人がいた。僕も予告を見た限りでは面白そうとは思わなかったが、見てみると悪くなかったのだ。このようなこともあり得るため、予告だけで判断していてはもったいない。だから僕はそういった映画も見に行く。そのうえで「バーカ!」と言ったりするのだ。


でもわざわざつまらなそうな映画を見る気にはならんよ、とだいたいの人は思うだろう。しかし、僕はつまらない映画を見ても損だとは・・・まあ思うんだけど無意味とまでは思わない。

なぜならつまらない映画を見た後考えるからだ。「何故この映画はつまらないのか」と。
それを考えることで自分自身が求めているものだとか、嫌うものだとかを発見することができると思う。その映画で描かれている物の何に拒否反応を示すのか、何が気に食わないのかを知ることで自分というものを知ることができるのではないか。そういう意味でつまらないと思う映画を見ることも無価値とは思わない。


というわけで、見ないで決めつけてバカにしているだけではなんの発見もないので、そういうのをやめろとは言わないけど、そういった意見は意地悪だなあと思うのでした。「どうせ面白くねえ」よりは「やっぱり面白くなかった。だってさ・・・」というほうが推奨できるあり方である。





それともう一つ。前回の「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」のシネマハスラーというコーナーで『ハリポタ 死の秘宝』を取り上げていた。このコーナーは好きで良く聞くのだが今回ちょっと良くない態度ではないかと思う。1本も過去のシリーズをまともに見ないで批評するのはいかかがなもんだろう。主に批判しているのはそういう点ではなかったのでまあ良いのだが、それで「わからない」というのは当たり前だろうと。『ROOKIES』のようにドラマから続いている作品なら話は別だが、シリーズ映画の話をするなら見ておけよと思う。


まあ、確かにあのパンフレットはひどいよね。


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