『ヒルズ・ハブ・アイズ』を見たよ。
男は立ち上がった・・・愛する者のために!!
- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2008/04/25
- メディア: DVD
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ようやく見れました。これは『サランドラ』という映画のリメイクらしいのだが、そちらは見たことないのであります。できればオリジナルも見ておきたかったのですが、まあとっとと見たかったからね、オリジナルは後で見ようと思います。
ストーリーは簡単に言えば田舎にいるヤバい奴らにズタズタにされる一家の悲劇なんだけど。展開が容赦ない。残酷!
なんたって主人公の結婚相手の親父は火あぶりになるわ、母親のほうは食われるわ、飼ってる犬のうち1匹は引き裂かれるわ、自分の娘(赤ちゃん)は連れて行かれるわ、何と嫁まで頭ふっ飛ばされるわと容赦ない。この映画なんとツタヤではレンタルを取り扱ってないのだが、それにとどまらず、(順序は逆だが)劇場公開まで危ぶまれていたらしい。何故だろう。残酷だからか?
いや、この映画をみていると残酷描写だけが劇場公開が危ぶまれた理由じゃないということがわかる。
そんな容赦ない行為をするのは核実験で奇形になり、人肉を食らうようになった人間たちであり、彼らは彼らでアメリカに復讐心を持っていたりと単なる変態というわけではない。中には人間の世界で生きていたいと思っているのでは、というような子も登場するのである。
そもそもOPの映像からしてブラックである。『博士の異常な愛情』風というか、核実験の様子と奇形児を映しているバックではそれにそぐわない音楽が流れているのである。
カラっとしたメキシコの映像に、割と丁寧な人物描写。そしてギョッとするスプラッタでありながらなんとダメ男が奮起する映画でもある。
嫁や舅、姑を殺され、娘を連れていかれた男は、ヘタレ男から復讐の戦士へと成長するのであった。バットを持ち、銃を構え、娘を探して食人家族のもとへ・・・。
カッコイイ!そしてこのダメガネ夫の復讐がまた血みどろ!家族愛だ!家族VS家族の戦いは素晴らしいぞ。
しかしまあ、殺人一家が被爆者であるということがやっぱりキツイんでしょうね。まあなんたって被爆国だからねえ。デリケートだもんねってでもさすがに「?」ってかんじだわ。だいたいこれフィクションなんですけど?それに『インディ4』よりはましだと思うよ倫理的に